「人間は考える葦である」(パスカル)

業界を問わず、技術革新の波は急速です。流行が廃れるまでのスパンがとても速いことを常に感じる毎日です。

私は広告業界の人間です。2012年4月現在、「mixi」等の国内サービスは急激に勢いがなくなり、「Facebook」や「twitter」など海外サービスの勢いを感じます。「mixi」を新規で最近始めたという声を、ほとんど聞いたことがありません。

・・そんな荒波を生きる我々がビジネス社会を生きるために必要なことは何でしょうか。

それは「考える」ことだと思います。考えることは、PCには出来ません。考えることを放棄した瞬間に、人間の価値は著しく低下すると思います。

とは言え、このビジネス社会で考える人もいれば、「考えない」人も沢山いるのが事実です。

(1)「考えない」人々の種類

経営者他、権力を持つ人でもビジョンがない人は世の中沢山いると思います。強力な権力を持つ人はマスメディアを中心に取り上げられます。しかし、独創的なビジョンをお持ちの方はほんの一握りです。

ビジネスパーソンの大部分が該当する「権力がない」、「考えない」人々は平気で他人に丸投げします。

ベテラン社員は「自分の経験が役に立たない」、「勉強する意思がない」、「体力面、精神面でキャッチアップが難しい」という理由で、その行為自体が考えられなくもありません。

深刻な問題は、若手社員で、「考えない」方です。「自分に経験がない」、「勉強する意思がない」、「現状で仕方がないと思ってしまう」、この悪循環が成立、増幅すると日本の将来を考える上で非常に危険です。

(2)拍車をかける社会環境

また、この流れに拍車をかけるのがリストラによるベテラン社員の早期退職、新卒社員の採用活動抑制です。この結果、「考える」社員1人あたりの業務量が増大し、負荷が生じることになると思います。

(1)、(2)は現状の日本の将来における問題点と思います。

 

では、各個人はどうすればいいのか。

リバウンド力をつけることが鍵ではないかと考えます。